IT系資格には、大きく分類して、民間資格(ベンダー資格)、ベンダニュートラル資格、国家資格の3種類があります。
ベンダー資格とは、民間企業などが独自に認定している資格で、ベンダーニュートラル資格とは、どのベンダー(企業・メーカー)にも依存しない資格。
国家資格は国は公的に認定している資格。
ベンダー資格は、企業・メーカーが、自社製品についてそのユーザーが適切な操作技術や管理技術を満たしている事を認証することを目的とした民間資格。
国家資格は民間資格と比較すると企業に評価されやすいので、国家資格を取得していた方が転職等には有利と言えます。
人気のIT資格の試験概要&難易度等をご紹介・・・★
ITパスポート(国家資格)
IT人材の育成のために設定された国家資格。情報処理技術者の資格には、4段階のレベルがあり、ITパスポートは第1段階にあたる。
ネットワーク、セキュリティといった知識だけでなく、マーケティングや法務系、プロジェクトマネージメントの知識等、総合的な知識・知見が必要。
試験はPCを利用して実施されるCBT(Computer Based Testing)方式の小問100の四肢択一。
受験者は、PCに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答。
<試験概要・合格率>
■受験資格: なし
■受験料 : 5700円(H28年4月より)
■試験時間: 120分
■出題数 : 100問・四肢択一
■出題分野: 経営全般35問+IT管理20問+IT技術45問
■合格基準: 総合評点600点以上/1000点 分野別で一定の基準値アリ
■合格率 : 約49%
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応用情報技術者(国家資格)
応用情報技術者は、IT技術から管理及び経営までの総合的な知識と応用力を求められる国家資格。
高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立する目的。情報処理技術者試験のレベル3に該当。
試験は、春と秋の年2回実施され、1日のうちに午前の部(四肢択一80問)と午後の部(記述式)の計2回受ける。
<試験概要・合格率>
■受験資格: なし
■受験料 : 5700円
■試験期間: 春期4月第3日曜日、秋期10月第3日曜日
■試験時間: 午前150分+午後150分
■出題数 : 午前(四肢択一80問)+午後(記述式 11問)
■出題分野: 経営戦略 、情報戦略、戦略立案・コンサルティング技法、ネットワーク、 プログラミング、情報セキュリティ等
■合格率 : 約21%
試験の詳細 ⇒ 公式サイトはコチラ
プロジェクトマネージャ(国家資格)
プロジェクトマネージャは、情報システム開発のプロジェクトを責任者として統括できるスキルの証となる国家資格。
高度なIT知識だけでなく、円滑に組織運営ができる管理能力、顧客との調整能力・コミュニケーション能力も求められる試験。
<試験概要・合格率>
■受験資格: なし
■受験料 : 5700円
■試験期間: 4月第3日曜日
■試験時間: 午前Ⅰ試験 09:30-10:20 (50分)
午前Ⅱ試験 10:50-11:30 (40分)
午後Ⅰ試験 12:30-14:00 (90分)
午後Ⅱ試験 14:30-16:30 (120分)
■出題数 : 午前Ⅰ試験 多肢選択式(四肢択一)
午前Ⅱ試験 多肢選択式(四肢択一)
午後Ⅰ試験 記述式
午後Ⅱ試験 論述式
■出題分野: プロジェクトの立上げ・計画、プロジェクトの実行・コントロール、プロジェクトの終結等
■合格率 : 約13%
マイクロソフト認定(MOS)
マイクロソフト認定試験は、マイクロソフト社が認定する民間資格。
サーバー、デスクトップ、アプリ、DATAベース、デベロッパーの各カテゴリーがあり、いくつかのレベルでの試験がある。
MOS試験(マイクロソフト・オフィススペシャリスト)は、エクセルやワード等の利用スキルを証明する資格。
<MOS試験概要・合格率>
■受験資格: なし
■受験料 : 各科目による。
■試験期間: 全国一斉試験で毎月1~2回(いずれかの日曜日)
■試験内容: Word/EXCEL/Powerpoint 2010、2013バージョン、2016バージョンも開始。
■合格率 : 非公表 累計360万人以上が受験
試験の詳細 ⇒ MOS公式サイトはコチラ
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