サロンワークで通用する、プロとしての知識・技術を証明するネイリスト技能検定試験2級。
多くのネイルサロンにおいて、「ネイリスト技能検定試験2級以上」の取得が採用の必須条件となっています。ネイリストとして活躍するうえで、取得しておきたい資格のひとつです。
働きながら資格取得を目指す方も多く、「独学で合格できるのだろうか」と不安な気持ちになるのではないでしょうか。
今回は、ネイリスト技能検定試験2級の合格率をもとに、独学で気をつけるべきポイントや注意点について解説
ネイリスト技能検定試験2級の合格率は40〜50%
まずは、ネイリスト技能検定試験2級の合格率を見ていきましょう。
公益財団法人・日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が公開している、ネイリスト技能検定試験2級2020年秋期までの累計合格率と2021年春期・夏期の合格率は以下の通りです。
【JNECネイリスト技能検定の合格率】
1級 | 2級 | 3級 | |
2020秋期までの累計 | 37.72% | 41.23% | 84.22% |
2021年春期 | 53.2% | 57.0% | 90.1% |
2021年秋期 | - | 54.4% | 89.7% |
2020年秋期までの累計を見ると、ネイリスト技能検定試験2級の合格率は41.23%
ネイリスト技能検定試験2級は独学でも合格を目指せる?
結論からいうと、ネイリスト技能検定試験2級に合格できる可能性は十分あるでしょう。多くのネイリストが、働きながらネイリスト技能検定試験2級を取得しています。
先ほどもお話しましたが、2級ではサロンワークで活かせる実践的な技術と幅広い知識が求められます。
十分な練習時間を確保することはもちろん、試験のポイントを押さえて効率よく学習を進めていくことが重要です。
ネイリスト技能検定試験2級に合格するためのポイント
筆記試験対策
ネイリスト技能検定試験2級の筆記試験は、3級と同じマークシート形式。合格ラインは、100点満点中80点以上です。試験では、爪の構造・病気、消毒管理、ネイルケア・チップ&ラップの手順などが問われます。
筆記試験の問題は、JNECの公式問題集からすべて出題されます。早めに購入してしっかりと対策をしておきましょう。何度も繰り返し問題を解くことで出題傾向を把握できます。
ただし、問題を丸暗記するのではなく理解することが大切です。
実技試験対策
実技試験の出題範囲は、ネイルケア、カラーリング、ネイルアート、チップ&ラップです。
採点方法は3級と同じく減点方式で、減点・失格対象となる項目が細かく決められています。受験要項を確認し、ルールを頭に入れておきましょう。
ネイルケアやカラーリングなど3級と同じ内容のものもありますが、「3級は余裕で合格できた」という人も再度基礎から練習し直しておくと良いかもしれません。
また、2級の実技試験ではチップ&ラップが加わり時間配分もより難しくなります。練習では、試験内容と同じ時間で練習しましょう。
早めにハンドモデルを見つけて、本番のような環境で練習できると要領を掴みやすいでしょう。
スクールや通信講座の利用も検討しよう
独学でも努力次第で合格できる可能性は十分ありますが、確実に合格を目指すのであれば、ネイルスクールや通信講座の受講を検討するのもひとつの手です。
独学に比べると費用はかかりますが、プロの指導が直接受けられるというのはやはり心強いものです。
まとめ
ネイリスト技能検定試験2級の合格率や独学で合格を目指すメリット・デメリット、試験対策のポイントをまとめて紹介しました。
独学は、資格取得にかかるコストをおさえられ、自分のペースで勉強を進められます。
「独学が自分に合わない」「合格できるか不安」と感じたら、スクールや通信講座の受講も検討してみましょう。
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