「腸内フローラ」とは、腸内細菌が腸の中で生息している様子を指し、3万種以上いると言われている腸内細菌が腸の壁面に集まっている光景が、花畑のように見える事から、名付けられております。
この腸内フローラの良好なバランスが腸の健康維持には必要不可欠であるとされており、最近の研究では、腸内フローラを整えることが、美容・健康・ダイエット等、様々な効果が・・・★
<腸内フローラを整える利点・効果>
①腸の働き(消化・吸収)が活発化して、痩せやすい体質に。
②消化・吸収が良好であれば、便秘解消に。
③免疫細胞の70%は腸内部にあるため、腸内フローラが病原菌からカラダを守り、免疫力がアップ。
④腸が有害物質を上手に排出出来れば、健康維持・美肌に。
腸内フローラの良好なバランスとは? 腸内細菌の役割
腸内細菌は、大きく分類して、3種類あり、「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」に分けられる。
<善玉菌>
善玉菌とは、腸内に生息している細菌の中でも健康維持に貢献してくれるものを指す。
代表的なモノは、乳酸菌、ビフィズス菌、酵母菌、納豆菌、麹菌。
ビタミンの合成、感染予防、免疫力アップ、消化・吸収促進・・etc
<悪玉菌>
腸内環境を悪化させ、病気や老化を引き起こすモノを指す。
代表的なモノは、大腸菌、ウェルシュ菌、ピロリ菌。
腸内の腐敗を進め下痢や便秘をおこしたり、免疫力低下を引き起こす。
<日和見菌>
日和見菌は、腸内での数は一番多いが通常は身体にほとんど影響を与えない。
ただし、腸内において善玉菌が優位に立つと、日和見菌は善玉菌として整腸に役立つように働く。
悪玉菌が優位に立つと、悪玉菌と共に悪影響を及ぼすようになる。(どちらか優位な方に着く。)
代表的なモノは、バクテロイデス門、フィルミクテス門。
最近の腸内細菌の研究では、太りやすい体質の人は、日和見菌の1種であるフィルミクテス門を多く持っている傾向に・・
逆に、バクテロイデス門は「ヤセ菌」とも呼ばれ、多く持っていると太りやすい体質に。
腸内は、常に、善玉菌と悪玉菌がせめぎ合っている状況で、3つの最近のバランスが重要と言われている。
善玉菌が悪玉菌よりも優勢な腸内環境を維持する事が大切。
理想は、善玉菌が30%、悪玉菌が10%、日和見菌が60%という割合と言われている(所説あり)
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腸内フローラを育てる、バランスを整えるには?
生まれたての赤ん坊の腸内は、99%以上が善玉菌に占められていると言われており、その後、加齢や食事の影響で、善玉菌量が徐々に減少して、悪玉菌が増加していく・・。
肉類やその加工製品は、消化が悪く、腐敗便となり、悪玉菌の餌となりやすい。悪玉菌は肉類のタンパク質やアミノ酸を餌に生育し、有毒物質を放出。
<腸内フローラ調整>
①発酵食品、ビタミン・ミネラルが豊富な海藻類、食物繊維やオリゴ糖を多く含むモノをとるようにする。
一般的には、ヨーグルト、海藻、昆布、納豆、ゴボウ・・etc.
②適度な運動が腸に刺激を与え、善玉菌増加に寄与する。
③ストレスを貯めないようにする。
過度のストレスを感じると自律神経が乱れ、腸の動きも鈍化。その結果、腸に腐敗物が蓄積され、悪玉菌増加を起こす。
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